気候変動
地域環境
軽減と改善
クライメート・コンサルティング合同会社は、2007年の設立以来、国内外の気候変動や地域環境の改善に向けたコンサルティングを行ってきました。
企業のScope1、Scope2、Scope3排出量の算定、地域における温室効果ガス排出削減や低炭素社会の実現に向けた計画の策定、交通やエネルギーセクター等の温室効果ガス排出削減策の提案、気候変動対策と大気汚染対策のコベネフィットの調査、気候変動による社会経済への影響に関する調査、気候変動に関する研修など、様々な形で企業等の皆さまを支援いたします。
Services
企業等のGHG排出量/削減量/排出削減貢献量の算定に関するアドバイス・支援
対象:企業、組織、自治体
・企業のGHG(温室効果ガス)排出量算定支援:Scope1、Scope2、Scope3排出量(積み上げ方式、原単位方式等、削減目標等とリンクした手法の提供)
・GHG排出削減対策による排出削減量の算定、MRV手法の開発、評価支援
・GHG排出削減貢献量の算定支援
・GHG排出量等の算定に関する動向のアドバイス
※企業の皆さまのご相談相手として、排出量算定におけるさまざまな質問にもお答えいたします。(月額契約、初回無償)
※算定方法はもとより、自前で算定すべきか、クラウドサービスを導入すべきか、どれくらいの労力やコストがかかるか、など初歩的なご質問にもお答えします。
※コストをかけずに貴社にて継続的な算定が可能となるようにご支援いたします。
気候変動対策(緩和・適応)に関するコンサルティング・調査・研究
対象:国、地方自治体、企業、研究機関
・企業による低炭素プロジェクトの案件発掘、補助事業(JICA中小企業・SDGsビジネス支援事業等)、JCMのスキーム等の活用可能性の調査
・日本/開発途上国の省庁や地方自治体の気候変動緩和計画、低炭素ビジョン等の策定
・日本/開発途上国の省庁や地方自治体の気候変動緩和策(温室効果ガス排出削減対策)の立案、進捗管理、MRV
・文献調査(諸外国、日本、自治体、企業の気候変動に関する動向調査等)
気候変動対策のコベネフィットに関するコンサルティング・調査・研究
対象:国、地方自治体、企業、研究機関
・温室効果ガスおよび大気汚染物質の双方の排出削減に資する対策の調査
・温室効果ガス排出削減対策による大気汚染低減効果の調査
・都市域の大気環境シミュレーション(協力企業との協働によるご支援)
・文献調査(気候変動対策・地域環境対策に関する調査等)
企業への気候変動の影響に関する調査
対象:企業
・将来の気候変動が企業活動に及ぼす影響の評価(協力企業との協働によるご支援)
・気候変動に関する最新の科学的知見(IPCCレポート等)の提供
・将来の気候予測に関する最新の知見の提供
・文献調査(諸外国及び日本の企業の気候変動に関する動向調査等)
Blog
Experiences
タイ
バンコク
混雑する交差点
バンコクは依然として交通混雑や大気汚染が深刻ですが、都市鉄道の整備が急速に進められるなど、市民の生活スタイルは大きく変わりつつあります。
弊社代表は、2000年代前半より、タイの大気汚染物質や温室効果ガスの排出削減に向けた様々なプロジェクトに関わってきました。自動車排出ガスの測定(国土交通省)、運輸交通セクターのCDMに関する調査(タイ運輸省)、バンコク都気候変動マスタープランの策定・実施支援(JICA)、マイクロモビリティの導入可能性調査(JICA)、バイオ燃料に関する調査など多岐にわたり支援しています。
ベトナム
ハノイ
バイクの洪水
ハノイやホーチミンは活気に溢れており、流体のように流れる大量のバイクはその中心的な役割を果たしています。都市鉄道の整備や計画されているバイク流入規制等によって、近い将来には様変わりしているかもしれません。
弊社代表は、ベトナム政府やホーチミン市などを対象に、気候変動の緩和策の立案やMRV等に関する技術協力を行ってきました。特に運輸交通セクターを対象として支援しています(JICAベトナム国国としての適切な緩和行動(NAMA)計画及び策定支援プロジェクト(自治体NAMA/MRV能力向上支援)等)。
ラオス
ヴィエンチャン
製塩工場
ラオスはタイやベトナムなどの周辺各国と比べると首都ヴィエンチャンでも喧噪とは程遠く、穏やかな空気に包まれています。
弊社代表は、ラオスにおける温室効果ガス排出削減プロジェクトの案件発掘に関わり、ヴィエンチャンやパクセー、サバナケットなどの様々な工場や事業場に足を運びました。また、温室効果ガス排出量のモニタリングの一環として、自動車やバイクの燃費の測定などを政府の職員らとともに行いました。写真は練炭を燃料として使っている伝統的な製塩工場です。
パラオ
コロール
小島嶼国でも渋滞
パラオは人口わずか2万人にも満たない小さな国です。しかし、首都のコロールのメインストリートは朝晩は通勤混雑が激しく渋滞します。街中を走っている自動車は日本からの中古車が多い状況です。バスなどの公共交通手段がないパラオでは、個々人の移動には自動車が不可欠となっているため、今後、さらに道路混雑やそれに伴う排出量の増加も予想されます。公共交通手段の導入とあわせて、排ガスがより少ない自動車の導入など自動車単体対策も必要となりそうです。
モルドバ
キシナウ
トロリーバス
モルドバはルーマニアの東、黒海の北西に位置するヨーロッパでも最も貧しい国の一つと言われています。農業が主産業で特にワインの製造が盛んです。伝統的な製法を採用しているワイナリーが多く、ナチュラルで素朴な味わいは日本にも多くのファンがいます。モルドバでは発電や暖房用の燃料に石炭を使うことが多く、農業残渣等のバイオマスの活用が推進されてきています。一方、首都キシナウの主要公共交通手段は電動のトロリーバスで、架線がない郊外でも走行できるようハイブリッド型車両の導入も進められています。
モザンビーク
チモイオ
ジャトロファ・バイオ燃料
アフリカ大陸南東部に位置するモザンビークでは、近年、天然ガスの開発が盛んに行われています。一方、農村部の多くは貧しく、エネルギー源に乏しい無電化の農村が数多く存在します。JICA及びJSTが実施するSATREPS(地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム)では、非食糧系バイオ燃料としてジャトロファを用いたバイオ燃料の製造や普及、環境影響などの研究が実施されました(ジャトロファオイルによる地域小規模電化等)。
Profile
社名 | クライメート・コンサルティング合同会社 |
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代表者 | 代表社員 白川泰樹 慶応義塾大学SFC政策メディア研究科 非常勤講師 日本大学理工学部 非常勤講師 株式会社アルメックVPI シニアコンサルタント JBIC「地球環境保全業務における温室効果ガス排出削減量の測定・報告・検証に係るガイドライン(J-MRVガイドライン)」アドバイザリー・コミッティ委員 東北大学大学院理学研究科地球物理学専攻修士課程修了 東京大学大学院農学生命科学研究科博士課程修了(博士(農学)) アグリイノベーション大学校スタンダードコース修了 |
設立 | 2007年10月1日 |
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所在地 | 〒216-0011 神奈川県川崎市宮前区犬蔵2丁目 |
事業内容 | 企業のGHG排出量・排出削減量・排出削減貢献量の算定に関するアドバイス・支援 気候変動対策(緩和・適応)に関するコンサルティング・調査・研究 気候変動対策のコベネフィットに関するコンサルティング・調査・研究 バイオ燃料に関する調査・研究 |
業務実績 | 弊社代表白川泰樹の主な業務実績 ●企業のGHG排出量等算定 Scope 1、Scope 2、Scope 3排出量の算定 積み上げ式による製品のライフサイクルGHG排出原単位の算定 GHG排出削減貢献量の算定 GHG削減プロジェクト実施時の排出削減量の算定 ●気候変動緩和計画 タイ国バンコク都気候変動マスタープラン2013-2023実施能力向上プロジェクト(JICA) ベトナム国国としての適切な緩和行動(NAMA)計画及び策定支援プロジェクト(気候変動緩和策に関する技術評価)(JICA) ベトナム国国としての適切な緩和行動(NAMA)計画及び策定支援プロジェクト(自治体NAMA/MRV能力向上支援)(JICA) ●気候変動・大気汚染・交通 モルドバ共和国における大気環境負荷低減策導入可能性調査業務(国立環境研究所) タイ国移動弱者ゼロの未来型都市におけるパーソナルモビリティ(PM)案件化調査支援業務(JICA) ASEANにおける『持続的かつ質の高い交通』実現のためのビジョン及び行動計画策定のための調査事業(国土交通省) フィリピンにおける交通分野に係る環境対策の実施計画策定支援事業(国土交通省 ラオス国低公害型公共交通システム導入に向けた基礎情報収集・確認調査(JICA) The Feasibility Study of Using the Idling Stop Devices for Vehicles in Bangkok(タイ国エネルギー省) 都市交通セクター二酸化炭素排出削減量初期計算方式策定事業(世界銀行) ●二国間クレジット制度(JCM) JCMプロジェクトの案件発掘・形成 二国間オフセット・クレジット制度のMRVモデル実証調査「大量輸送機関(MRT)の整備によるモーダルシフト」(環境省) 二国間オフセット・クレジット制度の実現可能性調査「港湾の総合的環境改善対策の一環としてのゲートの電子化による港湾関連交通の改善」(環境省) 二国間オフセット・クレジット制度のMRVモデル実証調査「モルドバ国農業残渣バイオマスを利用した化石燃料利用暖房の代替」(環境省) ●CDM・JI 運輸交通分野におけるCDMの適用可能性に関する調査(JICA) Feasibility Study on Potentiality and Opportunity of Clean Development Mechanism (CDM) in Transport Sector in Thailand: Development of Baseline for Transportation Projects Applicable to CDM”, PhaseI/PhaseII(タイ国運輸省) PDD(プロジェクト設計書):バイオディーゼル、パームオイルミルでの廃棄物利用、食品工場での省エネルギー、小水力発電等 CDM方法論作成実績(部分的貢献含む) ACM0017 : Production of biodiesel for use as fuel AM0072 : Fossil Fuel Displacement by Geothermal Resources for Space Heating AMS III.S. : Introduction of low-emission vehicles to commercial vehicle fleets AMS III.AP. : Transport energy efficiency activities using post - fit Idling Stop device ●バイオ燃料 パームバイオディーゼルのライフサイクル温室効果ガス排出量における土地利用転換プロセスのインパクト バイオマス総合利用に係る経済性評価・LCA評価、社会・環境・文化への影響リスク分析手法の確立 スリランカ・ヒマ産業群開発を通じた低炭素型産業構築に関する新メカニズム実現可能性調査(環境省) ●地域計画策定 地球温暖化対策地域推進計画 地域新エネルギー/省エネルギービジョン 環境基本計画 |
研修講師実績 | 弊社代表白川泰樹の主な研修実績 JICA 2023年度能力強化研修「気候変動対策と開発」 長野県 令和5年度 カーボン排出量可視化・削減支援事業「第2回カーボン排出量算定説明会」 長野県 令和5年度 カーボン排出量可視化・削減支援事業「第1回カーボン排出量算定説明会」 一般社団法人日本スーパーマーケット協会「基礎から学ぶ温室効果ガス排出量の算定方法(Scope1,2,3)」 ICETT令和4年度中小企業向け実践セミナー ~温室効果ガス(以下GHG)排出量算定実務者必見!~「基礎からしっかり学ぼう GHG排出量(Scope1,2,3)の算定と削減の取り組み」 長野県 令和 4 年度 カーボン排出量可視化・削減支援事業「カーボン排出量算定説明会」 JICA 2022年度能力強化研修「気候変動対策と開発」 ICETT 令和3年度中小企業向け実践セミナー「脱炭素社会で生き残るためにすべきこと」 JICA 2021年度能力強化研修「気候変動対策と開発」 JICA 2021年度課題別研修「パリ協定下の『国が決定する貢献』前進に向けた能力強化」 JICA 「日アセアン交通分野における環境に関する行動計画」に基づく国別実施計画の策定コース JICA 「都市における自動車公害対策」 JICA 「中央アジア・コーカサス地域クリーン開発メカニズム案件形成促進」 JICA 「京都メカニズム担当者養成研修」 |
研究実績 | 弊社代表白川泰樹の主な研究実績 モザンビークにおけるジャトロファバイオ燃料の持続的生産(東京大学大学院農学生命科学研究科 特任研究員) バイオマスエネルギー等高効率転換技術開発(先導技術開発)総合調査研究「バイオマス総合利用に係る経済性評価・LCA評価、社会・環境・文化への影響リスク分析手法の確立」(東京大学アジア生物資源環境研究センター 特任研究員) |
Recruit
募集要項
応募職種 | 現在、社員の募集はありません。 |
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応募資格 | - |
給与 | - |